底上がり

中年になってから少し頑張ってみるブログ

借金人生だった日々(前編)

寒くなってきましたね。もう12月ですから四季の関係上、当然なのかもしれないですが、今年はそんな寒くなってきたこの頃でも、活発に活動しているある生物がいます。それは「蚊」です。蚊は本来夏場と言うか暑い時期から秋ごろにかけて活動するものだと思っていたのですが、今もなお活発に血を吸いに来ているのは情報によると、今年の夏が前年を上回る酷暑であったのが原因らしく、涼しくなってきた秋ごろから今に至るまでに必死に血を吸いに来ているらしいです。

 

また、血を吸いに来るのは主にメスで、それは「卵を産むため」なのだとか。蚊も子孫を残すために必死になっている中、人間である自分はそんな本能的な事を放棄して、今も魅力の薄い個人的な事をこうしてダラダラと書いているわけです。何か申し訳ないですね。さて今回は一番初めに書いた記事から、「転職を繰り返していた際にできた借金」についてお話ししましょう。 

sokoagari.hatenadiary.jp

 

 発端は気まぐれな入退社

 

情けないお話になりますが自分は働き始めて、約3年以上、同じところに勤務をしたことがなく、そのたびに退職・入社を繰り返していました。理由の大半が多分、人間関係です。一度でも「嫌だな」と思ってしまうとそれがずっと付きまとって大きくなってしまって、要因が原因になり理由になり、上司に伝えるのも、正直にいうと揉め事が起きることに繋がりそうだと感じてしまい、家(実家)の都合とか、体力面での辛さとか(全く問題ない)でごまかして辞めました。

 

後先の事は全く考えず、貯金も多かろうが少なかろうが関係なく辞めてましたね。しかし無職を続けるわけにはいかないので職探しをします。辞めてからの職探し。そりゃあすぐには見つかりません。その間に「あるもの」が押し寄せてくるのです。それが「生活費」と「税金」です。いつの間にか孤独でいることが、1人でいることが好きになっている自分にとって、行動しなければ一切、人と接する事のない引きこもり状態でいる時がとても、居心地も良くストレスもありません。さすがに実家にいたときはそうではなく、せっせと職を探していましたが、1人暮らし中の無職期間は自分にとってはまさに天国でした。

 

少しずつ大きくなった

 

居心地の良い無職期間。いかんと思っていてもその天国から抜け出すのは難しく、中々次の職に就くまで時間がかかりました。もちろん飲まず食わずというわけにはいかず、節約ながらも出費はかさみます。そして当たり前に「例のもの」を払っていないので、ポストに「催促状」が来るわけです。そうです住民税です。幸いどこにも持病のない健康体で、引きこもりなら病気なぞしないだろうと思い、健康保険は無視、同時に年金も無視。「どうせ自分等が高齢になったってもらえるかどうか分からないし」なんて根拠もない理由から、この二つは放っておいたのですが、住民税だけはどうすることもできません。

 

それもこの住民税、勤めていた時は、月々に払っていたのでそれほど大きい存在ではなかったのですが、無職になっていざ見てみると、とてつもない金額で請求が来るのです。払えなければ差し押さえという罰が待っています。しかしそれは、ちゃんと役所に行って相談をすれば、一気に払わずともご厚意で分割にすることもできるのですが、当時の自分はそんなことが面倒くさくなってしまったんでしょうね。しかし高額の請求書、払ってしまえば一気に生活費が消えます。そこで思いついたのが、勤めていた当時に登録したクレジットカードです。

 

ローリング&ループ

 

今は時代の流れか、住民税もクレジット決済できる所があり、便利になりましたが、当時はそんなものはなく、でも貯金は崩せない。ならば融資があるだろうと、ATMへ向かい、キャッシング。登録し始めてまだそれほど月日がたっておらず、それほど金額を融資できなかったので、その時は全額を融資してもらい、そして一括で住民税を払いました。キャッシングは月々のリボ払いにしました。これで万事解決。しかしこれが、地獄へ始まりでした。

 

その後なんとか就職が決まり、せっせと働きます。しかし辞めます。引きこもります。住民税がまた来ます。クレジットで賄います。節約しながら天国を堪能します。そして幾月が後に就職します。しかしまた辞めます。。そうなるとどうなるか。

 

崖に落ちていることにやっと気が付いた

 

少し昔である約5年くらい前のお話です。上記のようなループを繰り返した愚かな男が「ドン底」だとやっと気が付いた時の状況は、家賃の支払い日とローンの支払日まで数日しかない段階で貯金は約3000円。クレジットキャッシングは既に満額、そしてとうとう、払えずに踏み倒して伸ばし続けた住民税の額は約40万。もっと詳しく書きますと当時の家賃は月5万円。ローン支払い金額はキャッシングリボ払いとその他もろもろで約3万5千円。その支払いまであと数日で貯金、手持ちのお金は合計で4000円くらいです。終わりですね完全に。自分自身ではもう、どうしようもないところまで来ていました。

 

長くなってしまったので前・後編を作ります。前編はここまでです。

 

 

 

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