生き方 - 底上がり

約４０年。あ、自分は今４０になるのですが、この４０年全ての期間で悩んでいたわけではないと思うんです。ですが、そう思ってしまうほど長い期間悩んでいることがあります。自分だけではないと思いますし、こういう思いを抱いて辛い日々であっても頑張っていらっしゃる方々もいるでしょう。

人生が楽しくない

間違いなく原因は自分の弱さ、自業自得のループ故に起こした思いなのだと思いますが今現在、人生を楽しめていない。今まで生きてきた軌跡の中でも楽しい事は確かにあったと思うのですが、それを飲み込んで「負の気持ち」に覆われ続けています。

密かな趣味になりつつあった釣りも全くやっていないし、やろうという気が起きない。面白いテレビ番組や笑えるYoutube等、数少ない趣味となりつつものをしつつも何故か、心の中に穴が開いてしまっている感覚に陥るのです。楽しくないんですよね。

無趣味だという事は以前にもお話ししたかと思うのですが自分は、タバコ・お酒・ギャンブル等はしません。人々の話題の大半はパチンコだったり、スロットだったりのギャンブル話で、今はこれらを知っておくと大分緩やかに、仕事間でも人の輪に入り安いのですが、全くの無知なので入るどころか一歩も踏み出せません。それにこの三つをやっていない「同類」の人は稀なのか、ほぼ会ったことがありません。まぁ会ったからどうなるかというわけでもないのですが。

旅に出たことがある

最近のお話で、前の仕事の退職が近付くにつれ、今まで抱えていたそういう負を改めて見つめなおしてみようかと、以前お話しした一か月休んだ日に旅に出たことがあります。（内容は後日書こうと思います）ドライブするのも趣味の一つだったので、長時間、誰もいない好きなたった一人時間を思う存分、何もかも忘れてとりあえずは東北の端までと旅に出ました。

車中泊というのもやってみたかったので、旅館等にはいかずに布団を持ち込み、好きな音楽CDも沢山用意して、往復で約、五日間の無計画旅でした。色んな観光地を巡り、色んな美味しいものを食べ、ドライブ中に色々考えることで、今後の自分の生き方についてずっと考えていました。

苦手を克服しない生き方

好きな事ばかりできて、ずっとそのまま過ごす事ができるのなら幸せなのかなと考えますが、その「状態」になるまでとそれを「維持」するためにはきっと皆、とんでもない努力をしているのだと思っています。

中には自身が持つ「好きな事」が周りに評価されて、それが収入につながって食べていっている方々もいると思いますが、そんな人は稀で実際は陰でとんでもない努力をして、そして報われているはずなのです。自分はそんな努力家ではないし、逃げ癖のついた馬鹿者なのでそんな生き方ができません。

でも、無い知恵を絞って考えたあげく出てきた答えがこれでした。自分の場合は社交性やコミュニケーション。主に対人関係がものすごく苦手で、散々それに苦労してきた過去があります。どうにかしようと我慢はするのですが結局我慢できなくて爆発してしまい、閉じこもってしまう。自己啓発・カウンセリングも通じるかどうか分かりません。そのどれも「他人を介して」のものだからです。

嫌いではありません。大の苦手なのです。結果「逃げ」なのだと思うのですが、辿り着いた結論は「克服できない苦手に対して無理をしない」生き方をしようと思いました。

完全に甘えですよね。ですがうまいことに、そんな人間でもなんとなかる時代になりつつあると思っています。選択の幅は確実に昔よりも広がっているはずです。

後悔しない最期を迎えるために

一気に話が重たくなってしまってしまいました。一時期話題になったであろう「終活」自分が苦手をこのまま放っておいて生きるにはもう、これしかないかなと考えました。一人で生きていくだけの、食べていけるだけの生活をし続けて、きっと自分よりも先に両親が他界すると思うので、まだまだ苦労ながらに生きなければならないのですが、けどそれを終えて本当に「独りになったとき」にたらればで後悔をしないよう、自分の生きてきた道を嘆きはしても反省をしないように生きていきたい。

今も勢い留まらず、コロコロと転がり続けている人生です。誰にも評価されないだろうし、むしろ根性なしだと馬鹿にされ続けるであろう人生です。けどそれでもそれが「俺の生き方だ」と。数多い失敗も恥ずかしさも全て、「自分が生まれもった個性」であり、抗う事ができない本能なのだと。

開き直るのは悪い事ではないと思います。そうしなければ自分の重みで自信を潰してしまうからです。最低限の「定められたマナー」はきっちり守り、少しだけの「自己責任」を心に刻む。迷惑をかけたなら頭を下げる。「自己中心」ではなく「自分を守る力」を鍛えていきたい。

生き方を評価しない

他の人から見ても自分自身から見ても、今の自分の生き方は無駄と損と、愚かな塊と言えるでしょう。そんな生き方を評価してしまうときっと、後悔に押しつぶされてしまいます。そんな押しつぶされたままで生きるなんてことはできません。我が道を進む、開き直る「自分を守る力を鍛える」とは極論、こういうことなのですが、そればかりではない、柔軟性も持ちたいと思っています。

その中で一つ「自身を評価」するのはやめました。今までは評価してました。どれも満足いくものではなかったのですが。そしてそれによって自分で自分を苦しめているのではと考える事ができました。「他人は他人」「自分は自分」今後誰とも接することなく生きることは不可能ですが、今まで通り「心に壁を作る」生き方を否定せずに生きていけたらもっと、「視野」が広がるのかなと。

まとまりないのでこのへんで

なんてことをモンモンとしながら、東北を車で走り続けていました。カーナビを付けているにも関わらず、細道に入ってしまったり、迷ったりでしたが無事に無事故で帰宅できました。

被災地、初めて目の当たりにしました。震災当時、自分もさほど遠くない被災地にいまして影響をうけました。でもそんなものがちっぽけに思えるくらい、７年以上経った今でも依然、めどの経っていない復旧工事現場を見て、改めて震災の大きさを知る事ができました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、いつかきっと再び、以前の活気良い東北になりますよう。