底上がり

中年になってから少し頑張ってみるブログ

音楽を聴くことが好きになった日

こんばんは。ブログのデザインを少し変えてみました。今はサンプルというか、予め出来上がっているフレーム等をそのままブログに反映できるんですね。感激しました。と言う事で少し変わった「底上がり」といっても内容は全く変わりませんからね。

 

現在、アパート2階に住んでいるのですが、最近夜になると下の階にいる方々の痴話喧嘩を耳にします。家賃が安いアパートなのでそれほど防音効果もなく、筒抜けと言うわけではないですが、立ち上がっている状態でもまぁまぁ聞こえてくるのです。今回はそんな人と人が騒ぎ、むせび泣いている「音」をBGMにブログを書いていこうかなと思います。

 

初めて触れたCD

 

子供の頃から無趣味人間であった自分。中学生の頃でしたか、体育祭が近々開かれる事になり、練習等に駆り出されていた当時、同級生から「これ預かっといて」と受け取ったもの。それは当時、いや今も音楽を聴くうえで欠かせない存在である「音楽CD」でした。中学生にもなって自分は「音楽」というものは授業でよく歌ったり楽器を使ったりして奏でる童謡や唱歌程度の知識しかなく、つい「なにこれ?」と発した訳ですが。まぁ笑われましたけど。そのCDは当時大人気であったアーティスト「TRFTRFといえば、かの小室哲哉さんがプロデュースした超大型アーティストですよね。CDという物に始めて触り、英語もろくにできてない自分が友人に発したアーティスト名は「タルフ」でしたよ。まぁこれも大笑いされましたけどね。これが初めての音楽CDとの出会いでした。

 

取り返しのつかない大失敗した出来事

 

高校になった頃、ひょんな事から親にラジカセを買ってもらいました。そのラジカセにはCDは入らず、カセットだった記憶があります。ですが当時から「無趣味の権化」であった自分には何の興味も湧かずにそのまま部屋に放置していました。「タルフ」事件から数年たった高校時代でも、自分は音楽の「お」の字も知らないまま育ったのです。小学校の記憶は薄いのですが、中学校も高校時代も一人浮いた存在でした。でもその時はそれに関して特に疑問を持つことはなく、淡々と日々を過ごしたような感じです。

 

高校を卒業し、専門学校へ通いました。高校3年になったあたりですかね、妙に「物作り」に興味が出てきて、専門学校へ行きたいと親と高校教師に話したところ、それならと紹介されて行った場所は、住んでいる地元からかけ離れた「都内」そして何故か技術関連ではなく「設計士」の学業を学ぶ学校でした。パソコン等を使う製図「CAD」はもちろん、直筆でも行う製図、ありとあらゆるものの計算や歴史、語学。これは本当に今でもやり直したいと声を大にして叫びたいほどの「人生の選択ミス」です。勉強嫌いな自分があえて勉強しに行く。高速道路を滑走するトラックに生身で突っ込んでいくのと同じ行為です。当然卒業できるはずもなく、単位が足らずに留年確定となり、退学しました。

 

初めて音楽に触れた日

 

これまで、幾多の小さな人生の選択ミスはあったかもしれませんが、さほど自覚なく生きてきました。ですが今回のこの失敗は、今も色あせることなく脳裏に焼き残る大失敗となりました。その後は何もしませんでした。人生初ニートですね。そんなことが許されるはずはなく、親に怒られ、弟にも見下され(弟は高校卒業後に就職しました)しばらくはギクシャクした日々が続きました。そんな時に目に入ったのが、当時買ってもらったラジカセです。これは本能なのかとにかく、現実から逃げたい一心でスイッチを入れました。

 

どこの番組かは思い出せなかったんですがその時に流れた歌はハッキリ覚えています。今思えばその時の心境と流れた曲に皮肉が生じているなと思ったのですが、当時に聴いたその歌は、とても静かなのに心に響く綺麗な声の女性の歌。遊佐未森さんの「東京の空の下」という歌でした。

 

実家から都内へは約2時間。早朝から電車に揺られ学校に向かい、帰宅した後は、訳の分からない勉強や製図の仕組みに頭をかきむしる日々。結果ダメ出しの連続。生まれつき「無趣味コミュ症力」の高い自分は皆に接することができず、それでも高い授業料を払ってくれた親の為にと努力したのですが駄目で。その歌の歌詞も内容もきっと、そんな自分を慰めるものではないはずなのですが、歌を聴き終えた頃には大泣きしてました。自業自得だったにしろ、やりたくない辛い事でも努力して、やってみたけれど駄目だった。挫折してしまった心にすごく響いて。音楽に浸りすぎて歌手も曲名も忘れてしまったけれどその時はその一曲だけで、すごく心が洗われました。同時に「音楽」と言うのがとても素晴らしいものだという事を知りました。

 

CDを買い漁る

 

歌手も曲名も分からないまま、当時はパソコンでも今みたいに「検索」なんてありませんでしたので、感動したその曲を探すのはとても大変でしたが、数か月後にはCDを買う事ができました。ラジカセもCDラジカセを購入し、遊佐未森さんだけではなく、テレビやちょっとしたラジオから流れてくる「いいな」と思った音楽や歌を聴いたらチェックして、お店に買いに行ってました。あ、もちろんそのお金はちゃんと仕事を探して働いて得た給料で買いました。人生で初めて「趣味」と言えるものに出会った気がします。音楽っていいですよね。

 

まとまらないまとめ

 

どうも文章が下手ですね。上手くまとめられるよう努力したいと思います。さてさて一階の住人さん方の言い争いが少し治まったので一安心したところで、ではでは

 

 

 

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